12月12日熊野寮祭最終日の12時から第三回みかん祭りが行われました。
みずみずしいオレンジ色の粒が灰色の空に舞って華やかでした。
12時の時点で、石川さん(今年の代表一回生)、昌平さん、私の三人でみかん7箱140kgを中庭に運びました。
みかん祭りに用いられる道具は、投げられるみかんと、当てられる標的(御神体と呼ばれる)です。
それが、池のあるあの場にあって、参加者がいれば準備万端。
ということで、“御神体”今年何にしようという話になりました。
みかんがあたって倒れればいいので、去年はポリバケツが使われました。
今年は木を一杯使ったので、杉板を用いることにしました。
ここでみかん祭りを説明します。池を挟み東西、二軍に分かれ、自陣から相手陣の御神体をみかんを
投擲によって倒せば勝利となります。勝つと何ということはないのですが、皆熱中するのでそれは置いといていいようです。
御神体は池に面した自軍中央に据えられます。
おおむね、このようなほとんどルールの無い状態で始まり幾戦か繰り返されるうちに、
あっという間に終わらず、かといって長引きすぎもせずという状態を目指してルールが変更されていきます。
たとえば、「御神体をダンボールで守るの無しやわー。全然当てられへんやんか」
「防御に道具を使うのなしにします。これからは身体一つでやってください」
といった具合です。
面白いルールでは、初年度に改められ採用され続けている「みかんの皮は剥いてから投げる」
というのがあります。
これは、あっという間に投げきってしまいなんか、、という果てに採用され、今なお採用されている
ルールです。これのルールは、試合と試合の間に皆作戦を立てながら黙々と皮を剥き続けるという
素敵な光景を生み出しました。何に素敵さを感じるかというと、皆みかんを剥くのが上手いのです。
これは、一朝一夕になせる技ではありません。皆、このために冬のこたつでセッセと
研鑽を積んできたのが分かります。素敵。
さておき、今年は6戦行われ、最終的に東軍が勝利しました。
星取表は東西東西東東東 でした。
6戦行いましたが、最初は3戦行い先に二勝したら勝ち、と始めましたが、結局6戦行いました。
このように、暫時ルールが形を定めずに、何らかの良い方向を目指して変化していくという遊び、“まつり”
がなんだかとても興味深く見えた今年のみかん祭りでした。
参加者は11対11で行い、途中入れ替わりが多少あり、延べ30名ほどの参加がありました。
神戸から聞きつけて来てくれた方もありました。ありがとうございます。
これは、石川さんを始め昌平さんらのおかげで集まった人数といえましょう。去年と変らぬ盛り上がりが
ありました。ある部分ではそれ以上。しかしギャラリーが去年より少なかった。
これは、あれだけ構造物を作るのに時間を割いていながら、直前まったくたく動けなかった私を初めとする
みかん祭り保存会の手落ちです。来年頑張ります。牧野さんみかんの手配ありがとうございます。
とかく、なんとか今年も年が越せそうな気に成ったので不思議なものです。
まつり後のみんなで池の周りの大掃除、行ける人は船岡温泉!というコースも素晴らしかった。
池の中の掃除は保存会でやることになったので、保存会の大掃除はもう一度ありそうです。
では。今年のみかん祭りの報告は以上です。
皆様の御意見等ございましたら、是非是非ご連絡ください。
来年もまた遊びましょう。
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