2010年12月13日月曜日

第三回みかん祭り

12月12日熊野寮祭最終日の12時から第三回みかん祭りが行われました。

みずみずしいオレンジ色の粒が灰色の空に舞って華やかでした。




12時の時点で、石川さん(今年の代表一回生)、昌平さん、私の三人でみかん7箱140kgを中庭に運びました。

みかん祭りに用いられる道具は、投げられるみかんと、当てられる標的(御神体と呼ばれる)です。

それが、池のあるあの場にあって、参加者がいれば準備万端。

ということで、“御神体”今年何にしようという話になりました。

みかんがあたって倒れればいいので、去年はポリバケツが使われました。

今年は木を一杯使ったので、杉板を用いることにしました。

ここでみかん祭りを説明します。池を挟み東西、二軍に分かれ、自陣から相手陣の御神体をみかんを

投擲によって倒せば勝利となります。勝つと何ということはないのですが、皆熱中するのでそれは置いといていいようです。

御神体は池に面した自軍中央に据えられます。

おおむね、このようなほとんどルールの無い状態で始まり幾戦か繰り返されるうちに、

あっという間に終わらず、かといって長引きすぎもせずという状態を目指してルールが変更されていきます。

たとえば、「御神体をダンボールで守るの無しやわー。全然当てられへんやんか」
     「防御に道具を使うのなしにします。これからは身体一つでやってください」

といった具合です。

面白いルールでは、初年度に改められ採用され続けている「みかんの皮は剥いてから投げる」
というのがあります。

これは、あっという間に投げきってしまいなんか、、という果てに採用され、今なお採用されている

ルールです。これのルールは、試合と試合の間に皆作戦を立てながら黙々と皮を剥き続けるという

素敵な光景を生み出しました。何に素敵さを感じるかというと、皆みかんを剥くのが上手いのです。

これは、一朝一夕になせる技ではありません。皆、このために冬のこたつでセッセと

研鑽を積んできたのが分かります。素敵。

さておき、今年は6戦行われ、最終的に東軍が勝利しました。

星取表は東西東西東東東 でした。

6戦行いましたが、最初は3戦行い先に二勝したら勝ち、と始めましたが、結局6戦行いました。

このように、暫時ルールが形を定めずに、何らかの良い方向を目指して変化していくという遊び、“まつり”

がなんだかとても興味深く見えた今年のみかん祭りでした。

参加者は11対11で行い、途中入れ替わりが多少あり、延べ30名ほどの参加がありました。

神戸から聞きつけて来てくれた方もありました。ありがとうございます。

これは、石川さんを始め昌平さんらのおかげで集まった人数といえましょう。去年と変らぬ盛り上がりが

ありました。ある部分ではそれ以上。しかしギャラリーが去年より少なかった。

これは、あれだけ構造物を作るのに時間を割いていながら、直前まったくたく動けなかった私を初めとする

みかん祭り保存会の手落ちです。来年頑張ります。牧野さんみかんの手配ありがとうございます。

とかく、なんとか今年も年が越せそうな気に成ったので不思議なものです。

まつり後のみんなで池の周りの大掃除、行ける人は船岡温泉!というコースも素晴らしかった。

池の中の掃除は保存会でやることになったので、保存会の大掃除はもう一度ありそうです。

では。今年のみかん祭りの報告は以上です。

皆様の御意見等ございましたら、是非是非ご連絡ください。

来年もまた遊びましょう。



2010年9月2日木曜日

お祭りご協力くださった方々ありがとうございました。

ごうへいです

お祭り参加して下さった方ありがとうございました。現在ふじとさん。牧野さんと総括作業中です。

お祭りは仕込から片付けまで大変いい時間を過ごすことができました。

あんなに運びが良かったことは初めてです。

何か時間が動き出したような実感があるんだけれど、これからです。

映像の編集作業も今月行います。

映像見ながら、あの日話せなかったことや、これからのことなど話せたらなと思います。

今月末になると思います。

追伸:私事になりますが、これを機に携帯を契約しました。
    これからもご不自由をおかけするかもしれませんが
    連絡先知ってくださる方連絡下さい。電話届き次第お伝えします。
    goheygohey@gmail.com
追追伸:電話届きました07056537326です。アドレスはまだ設定できていません。

2010年8月27日金曜日

明日はファンク盆踊り

暑い夏納め盆踊り!

池の水をはりかえてお待ちしております!

2010年8月26日木曜日

あさってはお祭りですよー

昨日町内会に挨拶してきました。盆踊り。よりましょー。

仕込み手伝ってくれる方大歓迎です。土曜は一日います。

ではでは

2010年8月24日火曜日

これは空海の龍!



週末のお祭りの準備が良好だ。

当日の場の雰囲気が優しいといいです。

みなさまお誘い合せの上お越しください。

  
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20100820-OYT8T01257.htm

読売新聞


http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20100802000154

京都新聞

に、掲載されました。

2010年8月20日金曜日

ビラができました。郵送したい!


ビラができました。
楽しい会になるといい。表↑ 裏↓

ビラ、郵送します。ご連絡ください。goheygohey@gmail.com
このビラ、透かすと設計で意図された内接する球がみえる仕掛け。

ごうへい

2010年8月17日火曜日

こけら落としの、そのまた準備の夜 8月28日

昨日は送り火でしたね。すっかり秋に向かっているような残暑。

今月にお祭りを。と思っています。

ここは一つ、これからここが、どんな場所にしていくかを

話す、試す、こころみの宴会。こけら落としの準備会。

というのは、準備の過程で決まってくるものがあるだろうし、

そこは、今いる人と共有しておくと、今後の月日にいいのじゃないか

と思ったからです。

ご飯と飲み物くらいあって、鎌田先生法螺貝吹いてくれるとおっしゃってるし、

なんか、まずはばっちりな気がしました。

予定が合う人是非来てください。お待ちしております。

8月28日 17時から夜まで

於:熊野寮中庭尋牛地

のみのもの生ビール・ほうじ茶用意します。

ご飯、考え中。提案即採用募集中。

ごうへい

2010年8月12日木曜日

8月1日の棟上の日の動画を

台風の観察

昨夜は台風の観察を兼ねた、泊まりを床でしました。

三時過ぎより降り出した、台風が雷を伴い

五時から六時にかけて京都を通過。

明け方の雨の中、十字部の中心で座りながらら雷を見ていると

目をつぶっていても道筋がみえて満足でした。

音と雷の時間差が数十秒あったため、比較的安心して眠りました。

昼頃おきて帰路に着きました。

2010年8月10日火曜日

建築物の名前 つづき

名前、なんと呼ぶか。

このことは、今回何を作ってるのかを聞かれるたびに、なんて応えたものか

いまいちパキっと応えられなかったことと同じ難しさの問いです。

足がかりにするイメージはある。けれど、それが何か分からない。簡単にイメージを伝えられない。

用途を答えることが出来れば、なんで出来たかの説明になるので、それについて書きます。

みかん祭りのために出来た、と言えばみかん祭りとは何なのかという話に移ってしまうので、

祭りのために出来た、と言ってみます。(※1)

京都には沢山のお祭りがあります。伝統的なものから、その場限りのものまで。

お祭りが出来る場所には条件があって、人が集まれる必要があります。

ここで、誰が集まれるかということが重要です。

主旨、主催者、その場の雰囲気などに制限され、お祭りは輪郭が出来上がります。

この輪郭に弾かれて入れないことも間々ある。

話を私の京都生活に絞ってみます。

伝統的なお祭りではない、人の集いのある場所って例えば

吉田寮は、、、西部講堂は、、、熊野寮は、、、といった場所のイメージと密接に繋がっている。

伝統のお祭りも、町内会や宗派にきっと繋がっている。

このイメージは、過去にそこであった記憶の産物で、沈殿物で、醸造物であるから、

そこで新しいものが出来て、皆にとって知らないものが出来ることが、密接に繋がってしまった

イメージの風通しを良くするのではないかなと期待しています。

リセットされた場所が京都で欲しい。

その代謝に関わりたい、というのはこの企画に参加した動機の一つです。

最初の一転がり目で、何が起こるかなと思って、こけら落としを今月末にやりたい。

(※1)
この「祭り」で言いたい事は、

同所で同時に起きた事を、携わった人が記憶することで

時間に区切りがつくような経験です。

だから何を区切りたいのかが重要になってきます。

2010年8月6日金曜日

建築物の名前

とうとう、先週末に上棟式が行われました。

思えば、この作業を手伝わせてもらってから約1年。
材木の見方、ノコの挽き方、ノミの打ち方、ものの考え方(いろいろ考えていてあまり思い出せないくらい)などなど、新しい体験がたくさんありました。
その作業の積み重ねが、こうやって一つの形となって目の前に現れている。それは、不思議な感慨をいだかせます。
昨日も帰宅してから、中庭に入って眺めていました。

でっかいなあ。下から見ると、やっぱそびえ立ってるよ…。


はじめに材木がやってきた頃、このでっかいので何を作るのか全く想像できていませんでした。
少なくともごうへいくんの頭の中では設計図があったようですが、恥ずかしながら、ミニチュアを見せてもらうまで分かっていませんでした。
(実は、組み立て方は棟上げの2?ヵ月前にやっと分かったんですが)

さて、今回は話の続きを書こうと思ったのですが、けっこう覚えていないんですねこれが。
もちろん、何かの折に思い出したりもするんでしょう。その都度書いていきたいと思います。


今日は、熊野ビオトープにあるこの建築物の呼び名について。
そもそも、これは熊野寮で数年前から開催されているみかん祭りのシンボルとして計画されました。
そのために当時は、「シンボル」「ご神体」と呼ばれていました。

しかしここでは、"特定の宗教的要素を持ちこむものではない"ことをポイントとする必要があります。
当然です。大学の敷地内で、しかも熊野寮という自治的活動を旨とする場所で特定の宗教を掲げるわけにはいきません。
そもそもそういう目的で作るって話では聞いてないし。


仮にこの建築物が「ご神体」と呼ばれたとしても、それはどちらかというと、
「シンボル」「マスコット」のニュアンスをもっているとして理解してもらいたいと思います。
すでに京都新聞で取り上げられていますが、「鳥居」という表現も、イメージの一つとして用いられたと考えていいでしょうね。
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20100802000154

今後は「オブジェ」で通すことになりそうです。
ここまでくると何でもいいんだけどね。 名前をつけるのが大切なのではないんですよ。


とはいっても、「じゃあここは思想的にはフラットな場所なのか?」という(半ばヒステリックな)疑問もいずれ挙がるでしょう。
(こういう話題を持ちこむこと自体ヒステリックなのかもしれないけど)
それについてはまた追い追い。絶対話長くなりそうだし。

そして、どんなことを考えてこれを造っていたのか。
ごうへいくんもこの話題を挙げてくれると、もっと面白いかも。よろしく。

2010年8月5日木曜日

場所がきっと動き出す

思えば5年前。吉田寮に住みながら、人の集まる場所っていいなと思っていました。

高山建築学校に初めて行って、建築は連歌なの、と思いました。

そして建築を動かす切っ掛けは掃除だということも教えてもらいました。

建築は、人の体が同時に同じ目的に重なる事で難所を越えます。

場所は、そこに集まる人に帰る記憶で。建築はその舞台で。

普段と、お祭りがあって、小さい集いや大きな集いがあって、

その、こけら落としのようなお祭りを、今月の終わりの頃にやりたい。

2010年8月3日火曜日

アリマス!

ん?


ア     リ

マ    ス!

ありますとんびる↓↑岡啓輔!踊る建築家!

2010年8月2日月曜日

できたって言ったって過言ではない!?



昨日、一昨日と天気に恵まれ、作業にも多くの人に参加していただき感無量です。








一昨日は二本の足を建て、4本全ての足が建つところまで出来ました。

昨日、上の四本も乗りました。しっかりはめ込むには、これからもう一工夫いりそうです。

今週は以上です。ありがとうごっざいました!

2010年7月29日木曜日

朝から作業をやるのは人が集まらない!?

朝8時なら涼しいや、と思いましたが、今までの経験から判断するに

夕方からやったほうが人が集まるだろうと思います。

人手のいる作業開始は午後4時からといたします。

土曜・日曜ともに作業をすると思います。

直前ですが皆さんいかがでしょう?涼しいと良いですね。

2010年7月27日火曜日

やるよ!

えらい暑さが続きます。

いよいよ棟上を今週末にやろうと思います。

作業を午前の涼しい時間にやりたいと思っています。

7月31日・8月1日

朝8時から昼まで。

詳しい計画は追って書きますね。

2010年7月17日土曜日

去年秋、材木が届いたころ

とうとう、梅雨が明けたようです。

祇園祭を境に梅雨が明ける、と昔は言われていたそうで、
しかし最近は、祇園祭を越えても雨が降ることがある。
数百年前とはやっぱり気候が違うんですかねー
なんていう世間話を、最近聞いていました。


さて、話は去年の初秋のころ。

中庭に大工さんらしき人が、作業場をこしらえています。
業者さんなのか、まあたぶん寮関係なんだろうな、と。
彼がごうへいくんなのは、後になって知りました。

そしてしばらくの後、中庭の池の水を抜いてマキシが掃除をしている。
そういえば、こないだも掃除をしていた。
いやー今回は手伝おうか、マキシが掃除をするとか殊勝すぎて似合わねーわ、こういう自主的なことなら手伝ったろ、とそんな感じで庭に向かうわけです。

そこでマキシにごうへいくんを紹介され、
ここにみかん祭りのシンボルを立てる、とも聞かされました。

話を聞いていくと、材料となる材木を北山の製材所に見に行った、とか。

秋には製材所から本当にでっかい材木が届いたのです。
自分たちでは動かせないようなぶっとい材木10本、そして切り出した端材。
トラックに付いてるウィンチで持ち上げ、材木と端材が重ねられていきます。
ごうへいくんと彼の友人2人、そしてぼく(マキシも居たか?)で、汗だくになって作業場へと材木を運びます。

肘の裏がビシビシ来るわ、背筋は吊るわ、腕に力が入らないわ…しかし、何かでっかいことをやろうとしている、というのはなんだか予感させられるわけです。
この時点では、ぼくはそれ以上のイメージが付いていません。
ごうへいくんは、この頃は木目(もくめ)について熱く語っていました。

――こんなきれいな材木を扱うってすごいことやってるんだなって思う。
この木目見てよ。なんかピシーッとしてるでしょ。すごくいい木だよ。
圧倒されるよね。

正直ぼくは、木目がどうとかにこれまで関心を払ったことがありませんでした。
それこそ、小学校のころに親父が道楽でログハウスを作っていたのですが、
いかんせんあれから20年近くたっているわけです。
しかも、今や全然別の領域の勉強をしている。というか、修論で頭がいっぱいでもある。

でも、彼は目を輝かせて、すごいすごい!!と喜んでいる。
彼のその率直さ。少し感動さえも覚えながら、ぼくは木目を分からないなりに見ていました。


続きはまた今度。

2010年7月16日金曜日

今作っているものに辿り着くための覚書

偶然オランダから京都に留学していた友達が帰国し、

何らかの雑誌の編集に加わり、くじらアパートの取材をしてくれていて、

その質問に答えたものが、今作っているものとの繋がりを明らかにしたところもあるので

載せてみます。



おはよう!連絡ありがとう。

くじらアパートの話を聴いてくれる人に久しぶりに会えて嬉しいです。

くじらアパートは私が建築家として生涯を送りたいと思った気持ちを

形に表そうとしたものなので、記録してもらえることは嬉しいです。

特に尊敬する建築家レム・コールハースを生んだオランダだしね!

では質問に答えます。

1. Gohei san ha Bible no kujira no naka ni ryoko shita Jonah-sangozonji desu ka?

 物語の話ですね。大事な質問だと思います。 最初に知っていた話は、幼稚園にいた頃に絵本で読んだ、ピノキオが鯨に呑み込まれる話です。

鯨に呑み込まれ、そこで三日三晩を過ごすという体験に強く惹かれました。

それがMatthew 12:40( http://bible.cc/matthew/12-40.htm)の話を受けたものだと知ったのは、

くじらアパートの名前をつけてからでした。

子供の頃に好きだった漫画ドラゴンボール(鳥山明)では、

鯨に呑み込まれた悟空と亀仙人が、ピノキオとジュゼッペ爺さんさながら旅をします。

この漫画の中では、多くの生と死の境界(胎内回帰)を越える経験装置が出てきます。

惑星べジータからサイヤ人が地球に向けて乗ってくる球形の個人単位の宇宙船。

傷ついた悟空が回復するために入る全身が浸かる体力回復装置。

悟空が修行のために登る、一日が一年になる精神と時の部屋。それに通じるカリン塔。

こうした経験は修験道に通じるものであり、聖書の物語と極東アジアの再生される物語の重なるところであり面白いと思ってます。

こうしたテーマを建築の第一歩に選んだことには子供の時の経験が関係しているのでしょう。

リアナさんのBible no kujira no naka ni ryoko shita Jonah-sanの話を是非教えてください。

英語でも日本語でもどちらでも有難いです。


2. Gohei-san no sakuhin ha kikagakuteki da to omou. kyutai no kujiraapaato ya kakusui no torii.sono riyuu ha nani desu ka?

 幾何は仮定された空間を把握する基本です。

 イメージを納める形状を考える際、どうしても幾何に頼る傾向があるのは確かです。

 これは、くじらアパートにしても鳥居にしても、私が設計と施工を全て行っていることと関係してるかもしれません。

 しかし、出来上がったモノには周辺へ自ら沁み出す能力があります。人に対しては、そのモノが人を引きつける魅力のようなものです。その境界(膜)として私が作ったモノはあります。

それを考えると球体を連想し、ダイレクトに作ったのが、くじらアパート(実の球)。

それから発展したものが、球を内接する角錘台形の、鳥居(虚の球)です。

 ここの立体のイメージをうまく伝えたいのですが、例えば以下はケプラーの惑星の軌道モデルです。
 
(”球体 内接”で検索した結果を引用http://d.hatena.ne.jp/hourou-33/20071209/1198054935

 ここにおいても、幾何並びに球は、物事を捉えるための過程として用いられています。

私は来た話に乗っている状況で、明確に何を捉えようとしているかわかりません。

反応していくことが大事だと思うので、何かあればこの度のように声をかけてください。


3. kujira apaato no ryoko no imi ha nani deshita ka?
 
 意味は計画の前と後では変わります。
 
 旅行の前では未知の世界への冒険でした。
身一つ、作ったもの一つで触れ合う人と話をして考えてみようという試みです。
今までの人間関係から隔離された状況で建築を通して対話をする。
メディアとしての身体・建築を考えていたのですが、実際には考える時間は足りませんでした。
今でも新しい発見が回想の中にあります。
 
 旅によって前と後ろの時期が分かれることが重要なのだと今は、思います。


4. Tokaido ha Gohei-san ni tokubetsu-na imi ga arimasu ka?

 東海道は私の生まれ故郷、育った町、通った学校、そして今の研究生活を送っている京都、全てが含まれる道です。そのバラバラな場所を歩いて繋げるということは素直な考えでした。

 また、東海道五十三次は「日本」の歴史、文化を考えても流通の要として機能してきました。そこを徒歩により見ることは自動車社会の現状を直視することに他なりませんでした。交通の激しいところでは、車を避けるため朝の4時から歩いてました。開発の進んだ地域では、木陰が寺社仏閣の周囲にしかないことも実感しました。
これらを第二次大戦後近代化の進む日本で守ろうとした南方熊楠は、やはり重要な人物だと思いました。
ながながと書いてしまいました。また連絡ください。協力したいです。
では!

2010年7月14日水曜日

梅雨が明けそう!

ごうへいです。

昨日今日、空のざるが壊れたかのごとくの雨がドシャどしゃと降ります。

今週末から晴れが続くそうです。

宵山の頃に土砂降りになって雷が鳴って梅雨が明けると聞いたことがあります。

今年の梅雨は良かったなぁ、と思いつつ。

さて、今週末晴れるので作業を少しづつします。

土曜昼過ぎから。日曜は伏見に滝行に行くため休みます。

組上げの予定が立ちつつあります。

今月末晴れそうならやってみようかと内々で話してます。

また。

2010年7月11日日曜日

「熊野ビオトープ」、その建築物の発端

寮の中庭、A棟とB棟の間にある空間は、
数年前まで誰にも手を付けられず荒れていました。
雑草は生え放題、ゴミは捨てたまま、グシャグシャの腐った土で、下のコンクリも見えません。
歩くのなんて嫌になるぐらいです。

そんな場所を、一気に片付けてくれた寮生がいました。
彼がゴミをさらい、雑草を根こそぎ削り取ってくれたおかげで、なんとか歩けるようになりました。
掃除をするというのは、本当にいいものです。
何かした方がいいかなー、と思いながら、ぼくは二階でタバコを吸っていました。

それから2年ほど後、知り合いのマキシが「みかん祭りやろうぜ!」と言い出します。

イタリアには、トマト祭りというのがあるそうです。
熟し切ったトマトをぶつけ合って、ある意味戦争、カオス状態になるのですが、
それをみかんでやろう、と。

第一回目が行われたのは2年前です。
場所は片付けられた中庭にある、池。「民青池」と呼ばれていました。
彼のコネクションで入手したみかん数箱分を、その池の両側からぶつけあいます。
相手の的を、投げたみかんで倒せば勝ち、というわけです。
特に大きな告知もありませんでしたが、熱気のあるイベントとなりました。

そしてその1年後、今度は、マキシは「みかん祭りのシンボルを作ろう」と言います。
言い出した当時、ぼくは何も聞いていなかったのですが、
なにやらその池で、細い材木を組んでいたのを覚えています。

それと前後してごうへいくんは、池のそばで作業場をこしらえていました。


続きはまた今度。

2010年7月10日土曜日

“一寮生からみた作業”

ごうへいくんの手伝いをしている、ふじとです。

2ヶ月近く前に、彼から「寮生からみた作業の様子」を書いてみて、と言われていました。

あれから次々と作業報告がアップされていて、
なんか俺が出る幕でもないなと思っていたのですが、
時間がたてばたつほど物は忘れていくものです。
少しずつ書いていこうかと思います。

といっても、自分が一般的な寮生とはとても言えたもんじゃないしな。。。
きわめて個人的な視点で、そう、「『一』寮生からみた作業の様子」を書いていきます。


去年の秋口、中庭の池の掃除をしていたり倒壊実験をしているとき、
また誰かが何か思いついたのか・・・くらいにしか考えていませんでした。

熊野寮では、日夜、誰かがどこかで何かをやっています。
夜中に麻雀をじゃらじゃらやる音、平日の真っ昼間から桃鉄でキングボンビーに邪魔されたのか凄まじい絶叫、ピアノで「しょーこーしょーこー」と流すやつ、リア充的な飲み会、ビリー隊長の「ワンモアセッ」と響く声、セミの寝れないほどにやかましい音、そんな中で、誰かが何かをおっぱじめるというのは、取り立てて珍しいことでもありません。



また書きます。

2010年7月8日木曜日

昨日の七夕

昨日は何をするか考えきれずに夕方を迎えたのですが、

次々に人が覗きに来てくれて、嬉しかったです。ありがとうございます。

帰りがたくて、久しぶりに現場で日を越しました。

夕方の土砂降りの後で晴れて、七夕にまつわる星を見ることも出来ました。



さて、今日植物園の観察会のお手伝いをさせて貰ったんですけれども、

お題は「身近なカエル」でした。

熊野の池のほとりの葉っぱについてたブクブクが

モリアオガエルの卵であることが分かりました。

結構いけてる生態系じゃないと生きて行けないそうなので

熊野ビオトープいけてます。


昨日と今日、

蚕ノ社(三本脚の鳥居京都の太秦にある)の話が別の人から

立て続けに出たので、書いてみます。

あの形が鳥居の原型で、三方からの流れを天につなげ神の依代にしたそうです。

シルクロードを伝ってきたもので、秦氏からともイスラエルからとも聞きました。

で、四方ってのはどうなんだと聞かれたのも重なってるなと思いました。

四方ってのはどうなんでしょう。色々考えます。

また。

2010年7月5日月曜日

7月7日七夕

七夕の夕方、今までの作業記録と、

今後の作業の山場は何かみたいな話をしながら

現場で夕涼みをします。

ほんとはね、

入梅前に棟上していたら、七月七日に奉納祭!

と思っていましたが、棟上はまだなので

こんな感じです。

時間の合う人は是非遊びに来てください。


はやしごうへい

2010年6月25日金曜日

昨日はいい天気でしたね

久しぶりの晴れ間です。シートを外して干しました。


組めている様が見えると思います。

梅雨も楽しみつつ梅雨明けを待ちます。細かい作業をちょこちょこ、じりじり詰めていきます。

また書きます。


ごうへい

2010年6月22日火曜日

素晴らしかった先週末の作業報告

池対角線上の足二本が立ちました。



足元はこのようにベースが来るようにしといて



こんな具合に 、乗せました。

これだけでは、なかなかわかるように記述できないのですが、

10本中3本が、あるべき場所に初めて納まり、先が見えた!と、

その場の一同が思いました。

列島中で雨が降っている中、運よく降らずに持ってくれたことに感謝しました。

これから7本を組む作業は、梅雨明けを待ち、

多くの人と共にわしゃっと組上げたいと思います。

つきましては、完成予定を再度延期します。

7月半ば過ぎ、晴れましたら皆様ふるって完成を目撃してください。

必ず行く!っていう嬉しい人はメールgoheygohey@gmail.comを下されば

お誘いの告知をいたします。

もちろんブログにも告知を載せますね。

ではでは。梅雨の曇りを眺めつつ。

     ごうへい

2010年6月17日木曜日

よし!そうしよう。

今週末。完成の日取りと考えています。

しかし、梅雨です。今日はいい天気だのに。

雨確かに降りそうですが、確かに降るとも言い切らないので、

降ってなければ作業はします。降ってたら順延です。

当たり前のようですが、つまり天気しだい。

これから毎週末完成に向けてアタックを架けていく所存です。

気長にやります。

元気が出る現場は今週末も金土日で朝10時からやってます!

ごうへい

2010年6月15日火曜日

むー。

梅雨である。しっかり。

作業が雨では出来ないから延期の可能性が出てきた。

晴れるかもしれないでは、やはり人を集められない。

2,3日前には晴れることがわかっているような天気が望ましい。

うーむ。

また書きます。

2010年6月14日月曜日

六月第二週末作業報告

梅雨に入った。

ほっとするいい天気ですね。

12、13日は、晴天の日と、雨雨の日でした。

晴天の日、予定していた作業を無事に運ぶことが出来ました。

手伝ってくださった18人の方々。ありがとうございます。

三分の映像です。最後の一分はくびを傾けないで見れます。



これで、材木が4本上がりました。

来週の土日は組み始めることになるでしょう。

順調に行けば組みあがるかもしれません。

行けると思うのですが、安全第一、天気晴れ頼みで行こうと思います。

晴れを期待して、今週末19、20日の作業よろしくお願いいたします。

2010年6月10日木曜日

週末に向けての準備作業

材を上げる練習です。長さは実寸(7m)、重さは実際の4割(50kg)を、二人で持ち上げています。

この作業を通して、必要と思われた手直しを行いました。


足元の床を作りました。



この道具も。





材の足元を下から持ち上げるのに用います。

                             上から綱で引くのの助けになると思います。

よっこいせ



っと。

ゴーレムは、トトロのほうが似合うんだけどと遠慮がちに手伝ってくれました。

19,20日晴れたらビアガーデンにしようと思いました。




2010年6月9日水曜日

六月第二週末作業予定





今週末。材木を上げます。考えどころ。正念場です。


10本の柱でさえ、考えたとおりに構造するというのは、なかなか。


がんばってますよー。っと。

土日どっちか晴れて!

2010年6月8日火曜日

ビラが出来た

 完成を予告し、参集を求めるビラが出来ました。

 ほしい人や、張ってくれる人、送付いたしますので、連絡ください。goheygohey@gmail.com



 わたし思いますの。予告なんて大それたこと、ででできます?でもするし。しました。

 材木があがるまでは、なんとも読みきらない作業工程なのですが、

 夏至、吉日として、後は頑張るのです。

 

2010年6月7日月曜日

鳴いてる鳥の名前はツバメだな



さあ、完成に向けて作戦をたてる必要がある。

安全に楽しく棟上を行うにはどうしたら良いか考えている。


材木を上げる時が鍵だと思う。

よく練習して、声を掛けあって、気付いたことあれば止まる

どきどきする本番が、近づいてきました。

予定まで後2週間を切りました。よろしくお願いいたします。

週末の作業報告



サンダーで表面を研磨。100番のペーパーを使った。

よく晴れた土曜日で、入梅しそうな暑さでした。現場は晴れ続きのためカラッとしていました。

8本ある長い材の三面をかけ終わったところで夕方になりました。

残りは日曜日にやりました。二日で全面。よくやりました。



昼にツネコサン来ました。




研磨後、木目は今までよりもふんわりと浮かび上がってきていました。



さて、日曜日の夕方です。

すべての研磨が終わりほっとしつつも、油引きできんかったな、と思っていると、

コーヒーの焙煎をしている佳苗さんが覗きに来てくれました。

話をしているとツネコサン来ました。ひょっとしていいタイミングかもと、

油引きをやりたい旨を言うと、二人は協力してくれるといいました。



なんということでしょう。みるみる油が塗られていきます。

びっくりする速さで、油引きが完了しました。

2010年6月4日金曜日

六月第1週予定

ごうへいです。

 今週末の予定を書きます。

●仕口の最終調整がほとんど終わりました。

○材の表面を滑らかにします。

 かんながけは、難しかった。ので、今回は電動工具でやることにしました。

 サンダー(Makita 仕上サンダ M926)を林産加工学教室から借りてきたのでそれを使います。

○研磨が済みましたら油引きをします。WOCAのデッキングオイル(無色)を塗ります。

(http://www.woodcareusa.com/)

○作業としたら足場の改造ですが、材木を上げる仕組みを考えて作ります。(日曜日)


以上が今週末の予定です。

今日、日本材料学会 木質材料部門委員会の定例研究会に行ってきました。

人数も少なくそれほど大学の講義と変わらない雰囲気で緊張もさほどせず参加できました。

この手の会に出席するのが初めてだったので、事前には緊張してました。

そこで丁度、木材の対不朽性を向上させるための処理について話を聴いたので、

機を改めて書きます。なぜ塗装するのかと聞かれる事が多いので、その返答になればと思ってます。

2010年6月3日木曜日

6月の予定 【棟上までの道のり】

先週の地鎮祭を終え、いよいよ完成までの筋道が見えてきたのでお知らせします。

第1週(6日)    :材木上げる仕組みを作る。

第2週(12,13日):材木上げます。

第3週(19,20日):材木組みます。

五月のように六月の週末も晴れるといいです。

詳細はそれぞれの週末前にまた書きます。

2010年5月31日月曜日

7月7日奉納祭

のびのびになっている棟上ですが、なんとか6月中に完成させ、

7月7日には奉納祭を行えたらなと思っております。

早くから告知しておいたほうがきっといいというのが先週の教訓でしたので告知します。

どういった内容にするかとか、もろもろまだ決まってませんが、

熊野寮吉田寮の繋がりができたらいいと思っております。

また書きます。

地鎮祭しました。

土曜日、地鎮祭をしました。

当日の朝、何の準備をすればいいのだろうと思いながら加工作業を続けていたのですが、

そうだ 人を呼ばないと!と思い、ホウボウに電話して呼びかけました。

風邪でふらふらでしたが、結果としては熊野からも、そして友達も来てくれまして

つつがなく地鎮祭を行えました。

段取りをしてくださった亀山さん、来てくださった岸本宮司さんありがとうございます。

前々で準備をしておかないとならないなと改めて思いました。

写真取り損ねたのですが、地鎮祭後の打ち上げの写真が一枚あります。楽しかった。

2010年5月27日木曜日

今週末の作業予定【五月第五週】

29,30日の作業予定です。

土曜日、熊野神社から岸本宮司さんが来ます。地鎮祭14時から。

日曜日、仕口の最終調整。





さて、先週の感想を書きます。

22,23は4月当初から完成予定日としていましたが、完成ならず。。

作業自体は仕口の調整でした。完成の呼びかけをしていたため覗きに来てくれた方々。

ありがとうございます。

6月に完成ずれ込んでしまいましたが、なんとかまた見通しを立て予定を立てたいです。

土砂降りを見てたらふにゃふにゃした気分になりました。

また週末がやってくる。晴れだ。

2010年5月21日金曜日

高山建築学校 のこと

また書きます。

かえるの歌が聞こえてくるよ



今日の作業はカエルを発見で始まりました。


現場のブルシで日向ぼっこしててよかった。


カエルは月の使いといいますし、そろそろ夏至でなんだかいいなと思いました。


作業は、工作用紙の型通りに加工できているか確認しながら、

ノミでこんこんと、同じことを四ヶ所。

工作用紙の下に薄ら削ったところがご覧頂けるでしょうか。

そこも今日やりました。こいつが先週の仮組からの教訓なんです。



この加工をしているときに今日のヒットが出ました。

以下の動画、音を撮ったんで聞いてください。

聞こえます?二匹カエルがいて、一匹が足場の単管に鳴き声を入れて鳴いてるんですよぉ!今日三回こんなことがあって、録音できてよかったと思いました。

今週末の作業予定 五月四週目

今週末の作業予定です。

明日(予報では快晴)

は先週の仮組で見えてきた箇所の手直しです。ノミでコンコン系。

今日も一日やっていたのですが、少し進むのに時間をかけられて(仕上げだから)楽しいです。

人が集まってきたら、材を足場の上に揚げる予行演習的な作業をやってみたいです。
シュミレーション重要だと思うの。

参加できる方お願いいたします。

日曜(予報では曇りのち雨)

作業朝だけの予定です。

2010年5月20日木曜日

みかん祭り保存会各位 

どうも、ごうへいです。
ブログを始めるまでにすでに一年が経っているこの企画を、
ブログ作成を通して再考しつつ、今後のみかん祭りに繋げていきたいと思っております。

で、原稿の出だしを少々頼みたくて、

牧野さん
・みかん祭りにカモナジョイナス的な話
・この構造物を望んだ動機や出資の四方山話
とか書いてくれません?

ふじとさん
・熊野寮生からみたこの半年の現場
的な記事を。。

で、それをネタにみんなで記事をたしていきませんか?

どうかな。

2010年5月19日水曜日

鳥居ってなんだ!?


なんだ、このかんじって思いません?



ここから、めくるめく、そしてヒリつくような比率→設計→構造の話になるのですが追々ということでバイトに戻ります。すまね!          


材が届いた!去年の秋のことでした

東山の紅葉がきれいでしたね。



来たんです北山から!



きれいだなと思いつつ、いよいよビビリました。



いいぇーい!



花背製材所のみなさん!お世話になりました。
                             ほんとにいい材ですよー。

組むときにこのクレーンがあれば!と思いました。。

二寸すぐわかーる

仕口の凸凹は2寸のものが多いです。
                             7寸角材なので、両側に2.5寸+凸or凹2寸=7寸
                             その2寸を測るスケール的な冶具です。

測って、大きいければ、荒くのこで近づけます。
                             予定では、いつも大きくとってあります。


こんなかんじ、で切ってます。

 

凹で貫通するところ、どこだかわかりますか?

仕口の加工

熊野寮中庭でコツコツ音がしてたら最近はこれです。



丸のこで刻みます。



ぽこぽこ折って



こんな面が出てきます。あとはこれをノミで剥く。



大きなのこぎりを購入して作業の見通し良くなった。